決済代行サービスを導入するなら覚えておきたい関連用語集

決済代行の導入を考えている事業者は多いと思いますが、専門用語が多くて理解できないという方もいるのではないでしょうか。
今回は、決済代行における関連用語を説明していきます。知らなかった単語があったという方は、これを機に決済代行に詳しくなってもらえれば幸いです。

オーソリ

オーソリとは「オーソリゼーション」の略で、日本語でいうと「信用承認」といった言葉が充てられます。
クレジットカードで決済をしようとした時に、決済可能額が十分にあるか確認すること、また決済しようとしている額を利用枠から押さえることです。
「オーソリのタイミング」、「オーソリが承認されない」といった風に使われます。

継続課金

継続課金とは、継続的に課金が発生する方式全般を指します。
買い物をする度に支払いをする「都度課金」の対義語に当たります。
継続課金の中にも、定期課金や従量課金といったモデルもあり、最近ではサブスクリプションモデル型のビジネスで、よく用いられることで有名です。
いわゆる「月額課金」も同義で用いられます。

分割払い、リボ払い

分割払いもリボ払いも、複数回に分けて支払う支払い方法です。
しかし、2つの支払い方法は異なります。
分割払いは「支払い回数」を指定する支払い方法です。
それに対して、リボ払いは「毎月の支払い金額」を指定する支払い方法です。
分割払いの場合は、2回までであれば、利息がつかないケースが多いです。

入金サイクル

入金サイクルとは、「○日までの売上が、翌月の○日に支払われる」というルールです。
決済代行を導入すると、クレジットカードなどでの売上はすぐに事業者に入るわけではありません。
上がった売上は、時間差で後ほど決済代行会社から入金されます。
そのため入金サイクルが長いと、売上は立っているのに仕入れができない状況にもなりかねません。
代行業者によって、入金サイクルは違いますし、会社によって入金サイクルを早めるオプションを用意している会社もあります。
資金計画と照らし合わせて、代行業者を選びましょう。

加盟店

加盟店とは、決済サービスを導入しているお店のことを指します。
決済代行サービスを導入した店も加盟店と言われます。
決済代行のサービスの仕組みを説明する際には、加盟店という言葉がよく出るので、理解しておきましょう。

スマホ決済

スマホ決済とは、その名の通りスマホを使った決済のことで、決済代行でも決済手段として用意しています。
一口にスマホ決済といっても、「QR決済」や「Apple Pay」、「Google Pay」などさまざまな手段があります。
スマホ決済サービスといえば、AirペイやSquareなど、スマホ決済に特化したサービスのことを指します。

審査

決済サービスは誰でも利用できるわけではありません。
各社が行う審査に通過しなければ利用できないのです。
審査の内容はサイトの審査や、クレジットカード決済の審査など、いくつかの項目に分かれています。
詳しく知りたい方は、見積もりをとる際に営業の方に聞いてみましょう。

決済手数料

決済手数料とは、決済代行を通して決済をする際に発生する手数料のことです。
「決済金額の○%」と定められています。
決済手数料は、代行会社によっても異なりますし、クレジットカードなのか電子マネーなのか、またクレジットカードのブランドによっても異なります。
決済手数料は各社公表していないため、詳細は見積もりをとって確認しましょう。

国際ブランド

決済代行における国際ブランドとは、クレジットカードの国際ブランドとなります。
VISA、MasterCard、JCB、American Express(アメリカン・エキスプレス、アメックス)、Diners Club(ダイナースクラブ)を合わせて5大国際ブランドといいます。
加えて銀聯(ぎんれん)とDiscoverを合わせて7大国際ブランドと言われています。

決済代行会社

決済代行会社とは、その名の通り、決済業務を代行してくれる会社です。
クレジットカード会社や携帯キャリアなどの、さまざまな決済期間とEC事業者などとの間に立ち、契約を一括したり、管理システムを導入したりしてくれます。

トークン決済

トークン決済とは、ネット決済で行われるクレジットカード決済を、よりセキュリティを高めて行う決済手段です。
カード情報を、JavaScriptというプログラミング言語を用いて、特定できないように文字列を変化することを「トークン化」といいます。
トークン決済をすることで、カード情報が不正使用されづらいメリットのほか、加盟店や代行会社がカード情報を「非保持」にできるので、自社サイトのセキュリティ向上にも繋がります。

チャージバック

チャージバックとは、クレジットカードが不正利用された際に、カードの持ち主が支払いに同意しないことで、カード会社がその分の売上を取り消すことです。
加盟店としては、商品は返ってこないのに、売上が入金されないため、損失を被ることになります。
そのため、多くの店舗ではチャージバックを想定して、予算を組んでいます。
また、代行業者の中には、オプションとして「チャージバック保証」をしている会社もあります。

まとめ

決済代行の周りには難解な専門用語がたくさんあります。
専門用語がわからないことで、サービスの大事な部分を見落としたり、損失を被ったりする可能性もゼロではありません。
決済代行を導入するのであれば、責任をもって単語の意味も理解しておくといいでしょう。

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