クレジットカード決済を導入時に比較したいポイントは？（オンライン編）

オンライン通販で必ず導入したいクレジットカード決済。
導入する方法もさることながら、導入前に必ず理解しておきたいポイントを解説します。

クレジットカード決済のオンライン決済における位置づけ

ご想像の通り、クレジットカード決済はオンライン決済において最も利用頻度が高い決済です。オンライン決済におけるクレジットカード決済の割合は各年度や参照元により異なりますが、7割前後を占めます。つまり、現在のオンライン決済においてクレジットカード決済の導入は必須とも言えるでしょう。
クレジットカード以外の決済の選択肢はコンビニ決済、銀行決済、代引き、後払い等になりますが、これらの多くはクレジットカードを保有しない層、セキュリティを気にする層が多いです。
また、2018年末からPayPayをはじめとするスマホ決済やOS系決済、モバイル電子マネー等の決済手段も登場し、オフラインだけでなくオンラインにもじわじわと進出が始まっています。それでも未だにクレジットカード決済はオンライン決済の主役である事には変わりありません。

クレジットカード決済導入時の比較のコツ

比較のコツについて言及する前に、クレジットカード決済についてもう少し詳細に触れます。
まず、クレジットカードには国際ブランドがあり、以下のブランドはしばしば7大国際ブランドと呼ばれます。
具体的には VISA(ビザ)、Mastercard(マスターカード)、JCB（ジェーシービー）、American Express（アメリカンエキスプレス）、Diners Club（ダイナースクラブ）、銀聯（ぎんれん）、Discover（ディスカバー）

クレジットカード決済を導入する際、上記の国際ブランドのうち、どれを導入すべきかを検討する事となります。ですが、結論から言ってしまえば、国際ブランドは極力全て導入することが望ましいです。
とはいえ、以下に各ブランドの特徴を簡単にご紹介しておきますね。
１）VISA(ビザ)、Mastercard(マスターカード)、American Express（アメリカンエキスプレス）
共に、日本だけでなく全世界的に普及しており、日本における利用率は記載の順になります。また、これらは非接触型で利用できるタッチ決済にも対応し、欧米ではスタンダードの決済方法になりつつあります。

２）Diners Club（ダイナースクラブ）
ステータス系の国際ブランドとして認知されています。

３）銀聯（ぎんれん）、JCB（ジェーシービー）
銀聯は中国圏、JCBは日本で普及している国際ブランドです。

４）Discover（ディスカバー）
国内では普及していません。

国内のシェアでは、VISA(ビザ)、JCB（ジェーシービー）、Mastercard(マスターカード)の順となり、海外の決済が少ないのであれば、Discover（ディスカバー）は対応しないという選択肢もあります。
※世界的なシェアでは、VISA(ビザ)、Mastercard(マスターカード)、銀聯（ぎんれん）の順です。

決済手数料を比較する場合、上記のシェアが高い３ブランドの料率に注目して比較をしてください。

クレジットカード決済導入の方法と導入時に利用したい決済代行会社は？

さて、ご存知の方が多いとは思いますが、クレジットカード決済の導入方法も念の為記載致します。
主に「クレジットカード会社と直接契約する方法」と「決済代行会社を利用する方法」の２つがあります。
そして、オンライン決済で導入する場合、決済代行会社を利用する一択に絞られます。その理由はオンライン決済では「決済の種類が多ければ多いほど望ましい」からです。その為、クレジットカード決済だけを導入する場合は大きな手間にはなりませんが、その他の決済をまとめて導入する場合は決済代行会社を利用しないと契約、実装、管理も含めて手間になりかねません。

ここでは割愛しますが、決済代行会社の選定に関しては大手を中心にお選びいただき、
利用率が高いVISA(ビザ)、JCB（ジェーシービー）、Mastercard(マスターカード)の手数料がどこが安いかに着目して下さい。

また、「継続課金」「分割払い」等の対応可否についても必ず確認が必要です。

以上のことをふまえると、こちらの３つの決済代行会社がおすすめです。
SBペイメントサービス、GMOペイメントゲートウェイ、ベリトランス

まとめ

本記事のまとめに入ります。

・クレジットカードはオンライン決済の中心
・国際ブランド別ではVISA(ビザ)、JCB（ジェーシービー）、Mastercard(マスターカード)が中心
・導入時は決済代行会社を利用しよう
・中心となる国際ブランドの手数料率を比較しよう
・その他、継続課金や分割払いも要確認