オンライン決済導入時に気をつけるべきポイントは?(比較&ランキング編)
この記事では、初めての方・乗り換えの方を対象に、オンライン決済導入時に重要な比較のポイントを紹介しています。
また、大手決済代行会社を中心にランキング形式でご紹介します。
目次
はじめに
決済代行や決済業界に携わる方を除けば、ふだん決済代行会社について触れる機会はなかなかありません。そのため、聞き慣れない単語も多く、何をどう比べたらいいのかが分かりにくいのが実情です。
以降の章では、オンライン決済導入時に注意したい項目を5つご紹介します。
オンライン決済の導入方法と比較したいポイントは?
まずはじめに、オンライン決済の導入方法ですが、大きく分けて3つございます。
1.直接契約
2.決済代行会社と契約
3.決済代行会社と契約+直接契約
まず、先にお伝えしますと
利用可能な決済方法の種類は多ければ多いほど良いと言えます。
特にオンラインにおいては、オフライン(店舗等)と異なり、決済方法を増やすことによるレジの混雑や会計時のオペレーションの複雑化といったデメリットがありません。
そのため、より多くの決済方法を導入することが想定されますが、その場合多くの決済方法を一つ一つ直接契約することはあまり現実的ではありません。
よって、選択肢1の直接契約は除いて、以降の文章では選択肢2、3の決済代行会社を利用することを前提としてお話を進めていきます。
また、3のように決済代行会社と直接契約を併用するのは、あくまで決済代行会社で賄えない決済を直接契約するシーンに限定されます。
そのため、併用する場合でもメインとしては決済代行会社を利用することとなります。
次に、オンライン決済導入時の比較のポイントを6つ紹介します。
それぞれの項目について別記事で詳細に解説しておりますので是非ご覧ください。
1.決済の種類
上述と重複しますが、そもそも決済代行は、決済をまとめて導入するのが主目的です。
ですから、まずは対応している決済方法の多い代行会社を検討するのが良いでしょう。
ただ、忘れてはいけないのが、「重要な決済が対応しているか」です。
重要かどうかは、1)事業者のビジネスモデル上やユーザー層の視点と決済方法そのもの2)現在の利用率3)今後の利用率(普及するか)の3つの基準に照らし合わせて決められます
2.決済手数料等の費用
費用の種類としては、「初期費用」「月額費用」等の固定費や「決済手数料」「トランザクション費用」の変動費に分けられます。
一見手数料が安く見えても実は他で費用が発生することや、他の決済方法にかかる手数料は安いけれどご自身のサイトで利用見込みの高い決済方法の手数料だけは高いことなどがあり、こういった所が落とし穴(要注意)です。また、決済手数料は多くの決済代行会社ではブラックボックスです。
ご自身のビジネスでの利用率を踏まえて、決済手数料を含めたトータルの費用として比較することがおすすめです
3.サポートレベル
ここで言うサポートレベルとは具体的には、導入時におけるノウハウやソリューションの事や個々のサイトに即した提案と実装のサポートや稼働後のトラブル・テクニカル面でのサポートの事を言います。担当者との相性のような属人的な点もございますが、傾向として大手の決済代行会社は事例の件数に応じてノウハウが溜まっていますし体制も整っています。つい、他の比較項目に目移りしますがとても重要なポイントです。
4.対応ECカート(ECカートサービスを利用している場合)
ここは比較ポイントというよりは、制約要件です。利用予定のECカートが対応していない場合はそもそもの選択肢に入りませんが、ECカートを決めていない(若しくは変えられる)場合は、各決済代行会社が対応しているECカートの数がそのままECカートの選択肢となります。
5.将来性
ニュアンスとして企業としての将来性ではなく、サービスとしての将来性です。
決済代行会社は頻繁に変更するものではないです。よって、プレスリリース等を見れば、「直近で決済が増えているか」「対応しているカートが増えているか」等が一つの判断基準です。
6.セキュリティ・システムの稼働面
大手の決済代行会社はセキュリティ面やシステムの稼働面でも見落としていません。大きな差別化のポイントにはなりません。
決済代行会社の比較項目別ランキング
各項目について以下の大手決済代行会社の6社で比較とランキングをつけます。
<SBペイメントサービス、GMOペイメントゲートウェイ、ベリトランス、GMOイプシロン、ソニーペイメントサービス、ペイジェント>
1.決済の種類、将来性
ランキング:SBペイメントサービス >GMOペイメントゲートウェイ > GMOイプシロン > ベリトランス > ソニーペイメントサービス・ペイジェント
「利用率が高い決済の種類には大きな違いはない。しかし、対応している決済の種類はSBペイメントサービス とGMOペイメントゲートウェイ に差はないが、PayPay(ペイペイ)への対応をしている点でSBペイメントサービスを1位にした。将来性の点ではプレスリリース等の情報にて判断し、決済の種類と同様のランキングに」
2.決済手数料等の費用
ランキング:同率
「6社に差はなく、見積り次第。GMOイプシロンのみが手数料を公開している」
3.サポートレベル
ランキング:SBペイメントサービス 、GMOペイメントゲートウェイ、 ベリトランス > GMOイプシロン・ソニーペイメントサービス・ペイジェント
「サポートレベルは、主に導入実績からランキング化」
4.対応ECカート(ECカートサービスを利用している場合)
ランキング:GMOペイメントゲートウェイ > SBペイメントサービス > 他
「GMOペイメントゲートウェイのみ、メイクショップやカラミーのECカートに連携している。それ以外は、SBペイメントサービスがこの数年ECカートとの連携をコンスタントに追加している為、他より一つリード。」
5.セキュリティ・システムの稼働面
ランキング:同率
「6社に差はない。」
まとめ
本記事ではオンライン決済の導入方法と決済代行会社の項目別ランキングをご紹介しました。
明確に比較が出来ないポイントもありますが、SBペイメントサービスを軸としてベリトランス、GMOペイメントゲートウェイを同時に検討するのがおすすめです。
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