GMOペイメントゲートウェイとペイジェント(Paygent)の特徴を踏まえて様々な面から徹底比較!

電子決済が当たり前になっている昨今ですが、企業向けの決済サービスも続々と登場しています。
決済代行事業者の中で大手と位置づけられている事業者には、GMOペイメントゲートウェイ、ベリトランス(veritrans)、ソニーペイメントサービス(Sony Payment Services)、SBペイメントサービス、ペイジェント(Paygent)などがあります。
その中でも、GMOペイメントゲートウェイとペイジェント(Paygent)は魅力的なサービスを展開していることで有名です。
それぞれが企業側の立場になって使いやすいサービスを提供しているのですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、GMOペイメントゲートウェイとペイジェント(Paygent)の特徴を踏まえて、徹底比較していきます。

GMOペイメントゲートウェイとペイジェント(Paygent)の特徴

ここでは、決済代行事業者の大手である、GMOペイメントゲートウェイとペイジェント(Paygent)の特徴について詳しく解説します。

◇GMOペイメントゲートウェイ
GMOペイメントゲートウェイとはGOMペイメントゲートウェイ株式会社が運営する決済代行サービスです。
数ある決済代行事業者の中でも売上がトップとなっています。
GMOペイメントゲートウェイでは様々なサービスを展開していますが、その中でも特徴的なサービスとして独自の後払い決済サービスがあります。
購入者は商品を受け取った後に支払いを行うことができるため、顧客ニーズにも応えたサービスと言えます。
また、「PGマルチペイメントサービス」というECサイト向けの決済サービスがあります。
このサービスには、多数の決済手段を導入することで売上アップに繋がるといったメリットがあります。
さらに、スタッフ数が多いので対応力が高いのも魅力的です。
まだまだサービス的に熟成しきれていない中で、トラブル時に適切な対応を取ってくれるのは嬉しいポイントと言えます。

◇ペイジェント(Paygent)
ペイジェント(Paygent)は売上規模ではGMOペイメントゲートウェイなどにやや劣りますが、元々DeNAとUFJニコスの合弁会社として設立した経緯があり、安心して導入できるサービスです。
ペイジェントではクレジットカードやコンビニ決済・銀行決済などの決済方法を一括で導入できるサービスを展開しています。
このような豊富な決済方法を一括で導入できるほか、早く簡単に導入したい場合や、ECサイトに導入したい場合など目的に応じたサービスを導入できる点も大きな特徴と言えます。

費用面を比較

GMOペイメントゲートウェイとペイジェント(Paygent)を費用という要素で比較していきます。
但し、個別で問い合わせが必要な部分もあるため、ここでは情報が公開されている費用についてご紹介します。

GMOペイメントゲートウェイ ペイジェント(Paygent)
初期費用 50,000円~ 個別対応
固定費 0円~ 個別対応
決済手数料 2.7%~ 個別対応
オプション 早期入金サービス
送金サービス
GMO-PG トランザクションレンディング(融資サービス)
GMO BtoB売掛保証
GMO BtoB早払い
対面連携サービス
カード情報お預かりサービス
その他問い合わせ

GMOペイメントゲートウェイの場合、初期費用としては50,000円から利用することができますし、固定費も最小0円で利用できるのが魅力的です。
決済手数料は2.7%と少々高めになっていますが、特に資金面をサポートした利用しやすいオプションが充実しているため、サポート体制を重視する場合にはおすすめです。
また、GMOでは自治体や公共機関向けの各税金や施設利用料などの決済サービスも行っています。

一方で、ペイジェントは企業の利用状況などに応じて、個別に費用が決定する仕組みとなっていますが、一括導入したい場合やECサイトに決済を導入したい場合など、様々な目的に応じたサービスが多く展開されています。

決済方法を比較

GMOペイメントゲートウェイとペイジェント(Paygent)において、決済方法としては以下のような方法があります。

GMOペイメントゲートウェイ ペイジェント(Paygent)
決済方法 クレジットカード決済
コンビニ決済
キャリア決済
ビットコイン決済
LINE Pay
代引決済
電子マネー決済
プリペイド決済
口座振替サービス
クレジットカード決済
コンビニ決済
銀行ネット決済
ATM決済
振込票決済
携帯キャリア決済
後払い決済
多通貨決済
銀行振込
口座振替
ウェブマネー決済
楽天ペイ
Alipay国際決済
銀聯ネット決済
Anywhere
Paidy
メールオーダー
Apple Pay

GMOペイメントゲートウェイが9種類の方法に対応しているのに対し、ペイジェントでは倍の18種類の決済方法が用意されています。
特に、Alipay国際決済や銀聯ネット決済などの海外向け決済が利用できるのが魅力的です。
さらに、アトディーネとPaidyという後払いサービスにも対応しているのが、他のサービスとの大きな違いとなっています。

一方、GMOペイメントゲートウェイでは決済方法の種類では劣りますが、前述した通り、独自の後払い決済サービスがあるため、顧客ニーズに応えているところが魅力的と言えます。

導入スピードやセキュリティ面を比較

決済サービスの中でも重視したいのが、セキュリティ面です。
また、いち早く導入できるかどうかも重視したいポイントです。

GMOペイメントゲートウェイは、サービス内容によって異なるため、導入スピードに関しては明確となっていませんが、前述した「PGマルチペイメントサービス」を例に挙げると3週間〜2ヶ月ほど時間がかかります。
セキュリティ面では、経済産業省の指導指針に準じた、一般社団法人日本クレジット産業協会の方針とする個人情報保護規定に基づいた業務運用を行っており、ISO/IEC 27001:2013を取得しているので安心感があります。
さらに、ビザ・インターナショナル社のセキュリティ監査プログラムであるAIS認証取得に基づいたシステム環境を整えています。

一方のペイジェントについては、サイトによって異なりますが、6週間ほどで導入することが可能となっています。
セキュリティ面では、クレジットカードの非保持化対応、業界グローバル基準のセキュリティ管理、迅速・きめ細やかなサポート体制、万全の災害対策環境を整えるなどを行っています。

まとめ

GMOペイメントゲートウェイとペイジェント(Paygent)は、両者ともに安定した経営基盤があるのが魅力的ですが、売上高で見ると圧倒的にGMOペイメントゲートウェイの方が有利となっています。
ただ、細かなサービス内容を見ると、決済方法についてはペイジェントの方が豊富です。
そのため、自社の目的にあったサービスを選択することがおすすめです。
公共機関や自治体で決済サービスを取り入れる場合や、サポート体制を重視する場合はGMOペイメント、決済方法の多さから選ぶのであればペイジェントを選ぶと良いでしょう。
上記のようなそれぞれの特徴を把握して、しっかりと比較した上でどちらを利用するのかを決定するようにしましょう。

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