キャッシュレス決済 (オンライン)を導入しよう!主要5サービスを徹底比較

店舗等の対面決済で急速に普及したPayPayをはじめとするスマホ決済(QRコード決済)サービス。実はオンライン決済でも導入できます。
本文ではオンラインサイト(ECショップ等)を運営する事業者の方向けにキャッシュレス決済を導入するメリットを主要なキャッシュレス決済サービスを比較してご紹介します。

キャッシュレス決済とは?

まず、本文で扱う「キャッシュレス決済」の言葉の定義から始めます。そもそもキャッシュレスは現金以外を意味しますが、本記事ではオフラインのキャッシュレス市場を席巻する「PayPay」、「LinePay」、「Rpay」、「d払い」、「メルペイ」等のQRコード決済サービス(スマホ決済サービスとも呼ばれる)に限定し、これらのオンライン決済への導入のメリットや導入方法について言及します。また、オンラインを中心とするサービスで、上記以外のAmazonpayやリクルート簡単払いはID決済(チェックアウトサービス)として分類し、比較の対象からは除外します。
では早速、キャッシュレス決済をオンラインに導入するメリットをオンライン決済における他の決済方法と比較してご紹介します。

オンラインで導入できるキャッシュレス決済の比較と導入方法

以下に、キャッシュレス決済をオンラインに導入する4つのメリットをご紹介します。

<キャッシュレス決済をオンラインで導入する4つのメリット>

その1 ポイント残高とポイント還元率
クレジットカードでも同様ですが、ユーザーはオンラインで決済をする際に「ポイント還元率」を意識しています。
キャッシュレス決済サービスにおける還元率はクレジットカードと比べても遜色ありません。また、短期的にもオフラインでの利用キャンペーンで得たポイント残高を利用した決済を期待できます。
すなわち、これらのユーザーの「ポイントを利用してオトクに購入したい」モチベーションを満たし、結果として売上UPに繋がる事が考えられます。

その2 スマホでのユーザビリティ
現在、ECサイトなどにおけるオンライン決済では、スマホからの決済が主流となっており、取り扱う商材によってはスマホでの決済が全デバイスによる決済の80%にまでのぼることもあります。オンライン決済におけるキャッシュレス決済は、アプリと連携して手軽な操作で決済をする事が可能です。小さな端末にクレジットカードの情報を入力するのは面倒ですが、キャッシュレス決済を導入すればそもそも財布からクレジットカードを取り出す必要もありません。こうした、スマホでの決済時の利便性の向上は結果としてCVRを改善し、売上UPを期待できます。

その3 会員数とアクティブユーザー
こちらは、キャッシュレス決済に関わらず全ての決済を導入する際に検討すべき項目です。言い換えると、「該当決済を導入するとどれだけのユーザーに対応できるか」です。各キャッシュレス決済の多くは数千万のユーザーを誇るため、クレジットカードの各ブランドやその他の決済方法と比べても非常に多くのユーザーをカバーすることが出来、新サービス故にアクティブ率の高さも期待できます。また、キャッシュレス決済の仕様でもありますが、クレジットカード以外にも各種金融機関と連携している為、これまでクレジットカードを持っていないユーザーが「後払い」「代引き」「銀行振込」等の決済を選ばざるを得ませんでしたが、オンライン決済時にキャッシュレス決済してその場でユーザー側の決済の手続きを完了する事が可能となりました。事業者視点でも、未払いのリスクや入金確認のオペレーションの省略等のメリットもあります。

その4 競合との差別化
型番商品を購入する場合、オンラインショップ間での値段やポイントの比較が一つの決め手になります。それと共に「ユーザーが求める決済」がオンラインショップにある事が重要です。お伝えしたいのは、闇雲に対応する決済の数を増やせば良いという事ではなく、上記1~3のメリットがある決済だからこそ事業者がオンライン決済に対応する価値があり、それが競合比較で差別化を図れるということです。
余談ですが、対面決済でも同様に決済の方法は重要ではありますが、移動する時間とお金も発生します。手軽に別の選択肢を探せるオンラインにおいて決済方法の充実はより重要です。
次に、キャッシュレス決済の導入方法をご紹介します。

決済代行会社別、キャッシュレス決済の比較

キャッシュレス決済の導入方法については、個別に契約する方法もありますが一括で導入できる決済代行会社を利用する事にメリットはあれど、デメリットはございません。その理由については他の記事でも説明しておりますので、ここでは割愛します。

以下の表にて、大手決済代行会社の主要キャッシュレス決済(「PayPay」、「LinePay」、「楽天ペイ(Rpay)」、「d払い」「メルペイ」)の対応状況をまとめています。 ※なお、au PAYはネット決済には対応していません。

SBペイメントサービス GMOペイメントゲートウェイ ベリトランス ペイジェント ソニーペイメントサービス
PayPay 対応予定 対応予定 × ×
LINE Pay × ×
R Pay(楽天ペイ)Alipay
d払い
メルペイ × × × ×

決済代行会社の対応状況では、「楽天ペイ(Rpay)」と「d払い」は一律で対応しているものの、その他のキャッシュレス決済の対応状況は異なります。また、様々な調査内容から決済利用率のデータを見ると、より利用率の高いものから順に「PayPay」、「LinePay」、「楽天ペイ(Rpay)」、「d払い」「メルペイ」となっており、「PayPay」は次点の「LinePay」を大きく引き離しています。各サービスの決済利用率の順位は導入の優先度と言い換えることができるため、「PayPay」に対応しているSBペイメントサービスが最有力候補であり、次点がGMOペイメントゲートウェイとなります。

まとめ

以上、以上、オンライン決済におけるキャッシュレス決済を導入する4つのメリットのまとめと、決済代行会社の対応状況の比較を行いました。
繰り返しになりますが、ECサイトをはじめとするオンラインビジネスを営む事業者の方には、オンライン決済にキャッシュレス決済の導入メリットは多く、キャッシュレス決済に限らず様々な決済に随時対応し、一括で導入できる大手の決済代行会社がおすすめです。

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